2010.09.25 >>> WaSabi-News #36

★経済
ペトロブラスが1200億レアルの資金調達
ペトロブラスは増資によって1200億レアルの資金調達を行ったことを23日に発表した。約700億ドルに相当する資金調達は世界的にも最大規模。そのうちの700億レアルが50億バレル相当のプレサル鉱区の譲渡金として連邦政府に支払われ、すでに29,6%の筆頭株主である連邦政府はさらに比率を増すことになる。ペトロブラスは優先株の株価を26.30レアル、普通株を29.65レアルに設定する。

ヴァーレが香港に上場予定
リオデジャネイロに本社を置く鉄鋼会社ヴァーレは、大きく成長するアジア市場の足がかりとして香港の証券取引所に上場を申請したことを23日に発表した。年内には認可される見通し。ヴァーレ社は2011年に新規株式公開(IPO)を行うことを少し前に発表している。

労働市場の過熱化とインフレの懸念
8月の6主要都市における失業率は6,7%で、ブラジル地理統計院(IBGE)が雇用調査を開始した2002年以降でもっとも低い数字となった。7月は6,9%で、約11万5千人が新たに雇用を得た計算になる(過去1年間では70万人の増加)。また、月間収入の平均は1,472レアル(約73,600円)で、こちらも過去最高。経済アナリストは労働市場の過熱化によるインフレ率の上昇を懸念している。

中国車がブラジルへ初上陸
中国の自動車メーカーCheryは、サンパウロ州ジャカレイに4億ドルを投資し工場を建設することでサンパウロ州政府と合意した。2013年内の稼働と年間5万台の生産を目指す。Cheryは現在10ヵ国で生産されており、8月には31万台の月間販売を記録した。中国車のブラジル進出はCheryが初となる。

★国際
ブラジルがキューバへの投資を検討中
キューバ政府が50万人の公務員削減を発表したことをうけ、ブラジルのセルソ・アモリン外相は首都ハバナへ公式訪問し、ルラ大統領の書簡をラウル・カストロ大統領へ渡したことを明らかにした。書簡には、ブラジルがキューバ経済の立て直しに協力したいというルラ大統領のメッセージが託されたという。輸出投資の促進を目的とするブラジル・エージェント(Apex)は2年前にハバナ出張所を開設しているほか、3つのプロジェクト(ペトロブラスによる鉱区探索、エンブラパによる大豆栽培の技術支援、オデブレシェによる港湾再整備)が検討されている。

★リオ社会
UPP、今後の予定
セルジオ・カブラル州知事は17日、マンゲイラの丘、マカーコス(猿)の丘、サン・カルロスの丘に、治安維持部隊UPPを年内に駐屯させるための準備を進めていると発表。チジューカ地区にある猿の丘では、昨年10月に軍警察のヘリコプターが犯罪組織によって撃ち落とされ3名の警官が死亡している。

またブラジル最大のファヴェーラで知られるホシーニャへのUPP駐屯は2011年1月を目標としており、1000名からなる治安維持部隊院の訓練が行われている。20日にはホシーニャへの武器提供グループのリーダー格で指名手配中のロボコップ’(本名ヒカルド・ペレイラ)ほか3名を逮捕。武器提供グループは主にパラグアイから毎月ライフル銃、マシンガン、弾丸、手榴弾等を仕入れ、ホシーニャに提供していた。

為替情報 (9月24日)
ドル: 1.71レアル
レアル:49.21円
Ibovespa (サンパウロ証券取引所平均株価指数):68196ポイント

 

 


2010.09.18 >>> WaSabi-News #35

★政治
スキャンダルでゲーハ官房長官が解任
ルセフ候補の後任として4月に就任したばかりのエレニセ・ゲーハ官房長官が17日付けで解任された。12日以降に発覚した複数のスキャンダルのためで、ルセフ候補の選挙キャンペーンに対する悪影響を懸念したルーラ大統領が解任を決めた形。ルセフ候補とは公私ともに親しい間柄だった。

ルセフ候補、第1回投票で当選確実あるか
世論調査機関ダッタフォーリャによれば、与党労働党候補のジルマ・ルセフ前官房長官の支持率が50%に達し、対する野党ブラジル社会民主党候補のジョゼ・ セラ前サンパウロ州知事は27%。この結果をうけて、10月3日の第1回投票でルセフ候補が過半数を獲得し当選を確実にする可能性がでてきた。

12日には民放局Rede TVで討論会が行われ、ルセフ候補、セラ候補、マリナ・シルバ(緑の党PV) 等が参加。セラ候補はブラジルの対イラン外交や貧困問題について追求。1200万家庭が上水道へのアクセスがなく、3200万家庭の下水道が整備されていないと批判したが、それに対してルセフ候補は、ルラ大統領になってからこの分野への投資が増加しており、2002年の予算3億レアルから2006年には100億になったことを強調した。

★経済
巨大深海油田プレ・サルの初入札、来年早々に実施か
連邦政府は、サントス沖の巨大深海油田プレ・サルに属するリブラ油田の入札において200億レアルを調達可能と期待している。現在ブラジル石油監督庁(ANP)が精査中だが、埋蔵量はトゥピー油田を超える80億バレルに達する見込みで、新石油法が採用されるプレ・サルの石油鉱区では、初の入札となる。10月の大統領選が第1回投票で決着し年内に国会で新石油法が承認された場合、来年の初頭には初入札が実施される予定。
今週リオ市内バーハ地区で開催された南米最大の国際見本市RIo Oil&Gasには、日本を含む26ヵ国から1300企業が参加し、過去最大の入場者数を記録した。

TAV入札に積極的な韓国と消極的な中国
韓国政府はブラジル高速列車(TAV)プロジェクトを専門に調査する特別チームを首都ソウルに設置し、専門家を頻繁にブラジルに派遣しているほか、サンパウロではブラジル人コーディネーターを迎え入れて積極的に活動している。韓国では2004年から高速列車(ソウル〜釜山)が稼働しており、ブラジル高速列車のモデルケースとしてアピールしている。ソウル〜釜山間はリオ〜サンパウロ間のほぼ同じ距離(約500km)で、時速300km、所要時間1h30msという条件のほか、人口の面でもソウルはサンパウロ、リオは釜山と近いとアピール。また2008年度の韓国高速列車の利益は4,2億レアルに相当すると発表。韓国企業連合には、ヒュンダイのほかに国営のKorail、KRNAが参加しているが、ブラジルの民間会社も数社参加する予定。
また韓国はブラジルの他にも、アメリカ合衆国カリフォルニア州、ベトナム、トルコで予定されている高速列車プロジェクトにも参入する準備を進めている。

アジアからは韓国、日本、中国の3ヵ国が入札に名乗りをあげているが、ここへきて中国交通建設集団有限会社(China Communications Construction)は条件的に十分な利益が見込めないとして入札に消極的な姿勢を見せている。
入札の締切は11月29日、落札の発表は12月16にサンパウロ証券取引所で行われる。

韓国資本がエイキ・バチスタの鉄鋼会社に資本参加
実業家エイキ・バチスタの鉄鉱会社MMXに、韓国資本SK社が7億ドルの資本参加を行うことが発表された。SK社は韓国で資産規模4位の複合企業で、製鉄、石油、テレコミュニケーションが主要分野。ブラジル一の大富豪として知られるエイキ氏は、ゆくゆくはMMXを世界最大の鉄鉱会社ヴァレ社に育てたいと夢を語っており、パートナーを探していた。SK社へ年間1億トンの鉄鉱石輸出を目指す。
またエイキ氏日本やヨーロッパの企業と技術提携し、電気自動車市場への参入も進めている。

★リオ社会
年々悪化する交通渋滞
サンパウロ市につづき、リオ市内の交通渋滞も年々悪化しているが、CET-RIoの調べではこの1年間で15%の交通量の増加が判明しており、40万台の車が増えた計算になる。特に金曜日夕方以降の交通渋滞がひどく、カリオカは退社後にすぐ遊びに行けるよう車で出社するのが要因となっている。

リオ州の起業が4万件に達する見込み
リオ州商業登記所によると、2010年度の起業数合計は4万件に達する見込みで過去最高記録になる。8月だけで4193年の起業が登記されており、人気業種ベスト3は、服やアクセサリーの販売、美容院、飲食店の順。

★科学
ブラジル人の肥満はデザートのせい?
ブラジル栄養学協会が14州に住む18〜80歳までの男女2700名に対して実施した初アンケート調査は、増加傾向にあるブラジル人の肥満の原因はデザート(甘物)の摂り過ぎにあるという説を有力なものとした。全体の69%が食後のデザートにチョコレート、プリン、ケーキといった高カロリーの甘物を好み、26%がフルーツ、わずか5%がデザートは食べないと答えている。また60%はほぼ毎食後にデザートを食べている。
ブラジル地理統計院(IBGE)の調べでは、ブラジル人の約半数が理想体重を超えており、15%が過度の肥満、特に5〜9歳の子供の3人にひとりは過度の肥満と指摘されている。

★環境
ブラジル内陸部で火災が増加
ブラジル内陸部トカンチンス州では約4ヶ月間ほとんど雨がふらず、火災の発生数が増加している。14日には一日だけで700件の火災が登録され、現在までに4000件が登録されている。低湿度と火災で発生した煙が住宅街を覆い、炎の竜巻が多く発生している。

★為替情報 (9月17日)
ドル: 1,719レアル
レアル:49.91円
Ibovespa (サンパウロ証券取引所平均株価指数):67089ポイント

 

★オススメのブラジル映画
『5x Favela, Agora por nós mesmos』
ファヴェーラ在住の制作スタッフ5組が、それぞれのファヴェーラの日常を描いた短編作品集。

 


2010.09.11 >>> WaSabi-News #34

★経済
ブラジルが人気投資先の世界3位に浮上
Unctad(商業開発国際連合)の調査によると、外国投資の国別優先順位において、ブラジルが初めてアメリカ合衆国を上まわった。236の国際企業と116の投資会社にアンケートを行った結果、2010〜2012年における外国投資先ベスト5ヵ国は中国、インド、ブラジル、アメリカ合衆国、ロシアの順で、BRICs4ヵ国すべてが5位内に揃ったのも初。
ブラジルの2010年第2四半期のGDP成長率は1,2%(前期比)2009年同期比で8,9%と伸びている。

今年1月以来のレアル高を記録
ペトロブラスの大規模な資金調達に絡む外国投資の影響を受け、レアルは対ドルで7日間続けて下落し、9日には今年1月以来となるR$1,723を記録。ブラジル中央銀行は6億ドル規模のドル買い介入を行ったがドル安の流れを止めることができず、市場がドル安で動いていると指摘。ギド・マンテガ蔵相は翌日、過剰なドル安レアル高の動きを懸念しており必要な措置を講じる、12月以降にはドル高に戻るだろうコメント。

ブラジル人観光客が急増
ルイス・バヘット観光大臣は9日、今年の国内空港の利用者は6300万人で過去最高記録になると発表(昨年の合計は5600万人)。今年の1〜7月期の利用者は、前年比で33%増加しており、利用者の10%は今までに飛行機を利用したことがなかった新しい中流階級層と報告されている。またレアル高の恩恵を受けた海外旅行者の数も急増しており、もっとも人気の渡航先であるブエノスアイレス関連のパック旅行が売り切れとなるケースも目立っている。

外国企業への土地販売に制限
外国企業、もしくは外国資本が過半数を占めるブラジル企業が購入できる土地面積の上限は、50モデュロール(地域により、250〜5000ヘクタール)となった。また一つの群の25%以上の面積の土地の購入はできない制限も含まれる。新しい規定は1971年に軍事政権下で制定された法律をもとに改正され、8月24日にルラ大統領により署名された。今後、土地を購入する外国企業は、州・連邦政府に報告する義務が課せられる。

★政治
ゲイ・カップルのキスが当選の秘訣?
選挙戦が大詰めを迎えるなか、サンパウロ州知事に立候補するPSOL(社会自由党)のパウロ・ブファロ候補の宣伝動画がYoutube上で話題となっている。“あなたには選択肢がある、あなたにはPSOLがある"というキャッチフレーズのもと、ゲイの男性カップルがキスするシーンがあり、ホモセクシャルの若者層から大きな支持を得ている。

★オリンピック2016
オリンピックへ向けた建設ラッシュ
エドゥアルド・パエス市長は、ホテル建設を促進するオリンピック・パッケージ法案を市議会に提出する予定。国際オリンピック委員会に約束した5万の宿泊部屋数には現状で2万足りないため、バーハ、ヘクレイオ地区を中心としたホテル建設が必要とされており、法案には規制緩和や免税措置が盛り込まれる。
また同市長は港湾地区の再開発も急ピッチで進めており、W杯とも併用できる施設建設プロジェクトの入札が次々と予定されている。

★イベント
2011年リオ開催の軍人競技
第5回軍人競技世界大会が2011年7月16〜24日にリオで開催される。100ヵ国から約6千人の軍人アスリートが参加する予定で、W杯前のメガ・スポーツ・イベントとして海外からも注目されるなか、マウリシオ・ヂ・ソウザによるマスコットが発表された。現在オフィシャル・サイトで名前を公募中。



★環境
アマゾンの干ばつで孤立する村も続出
ブラジル全土での干ばつが危惧される中、アマゾンの3つの都市ではすでに緊急事態宣言がでている。アマゾン都市連盟によれば、船が主な交通機関ある地域の物資の供給などに影響が出始めており、特に危惧されているのはJuruá、Madeira 、Alto Solimõesの河岸地域。またCPRMによればソロモン川、またその支流の上流、Juruá上流、Purus川、 Madeira川付近が干潮の影響を大きく受けており、通常水位からみて4メートル低い状態。ペルー国境近くのJuruá川では、計8万人の人口をもつ3つの郡が孤立している。Juruá川は2005年の記録から60cm低い水位となっており、マンジオッカ、スイカの生産に影響がでている。

★カルチャー
マリア・ベターニャがラテン・グラミー3部門にノミネート
ベテラン女性歌手マリア・ベターニャが歌った「Tua」が第11回ラテン・グラミーの年間優秀曲にノミネートされたほか(他にホルヘ・ドレクセルとアレハンドロ・サンス)、ブラジル音楽大賞、優秀レコーディング賞にもノミネート。またマリア・ガドゥが新人大賞に、同名のデビューアルバムが年間アルバム賞にノミネート。そのほかインスト・アルバム部門でヤマンドゥ・コスタ&アミルトン・ヂ・オランダ、ラテン・ジャズ部門でジョアン・ドナート・トリオ等がノミネートされている。

★為替情報 (9月10日)
ドル: 1,72レアル
レアル:48.95円
Ibovespa (サンパウロ証券取引所平均株価指数):66710ポイント

 

 


2010.09.04 >>> WaSabi-News #33

★ブラジル大統領選2010
世論調査で支持率首位のジルマ・ルセフ候補とは?
ジルマ・ヴァナ・ルセフ(Dilma Vana Rousseff)
1947年12月14日、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンチ市生まれ。現在、62歳。
弁護士の父親ペドロはブルガリア人で、1930年代にブラジルへ移住。

ミナス・ジェライス連邦大学で経済を専攻。
軍事独裁政権(1964-85)に抵抗する反体制組織ルータ・アルマーダ(武装闘争)を支持する組織Polopに入隊。
19歳で軍人クラウヂオ・ガレーノと結婚。
1970年に逮捕され、電気ショックや体罰等の拷問を受ける。
3年後に出所後、南部ヒオ・グランヂ・ド・スル州ポルト・アレグレ市へ向かい、軍政が拘束していたカルロス・アラウジョを訪問。
カルロス・アラウジョと再婚し、一女を授かる。
ヒオ・グランヂ・ド・スル連邦大学の経済部を卒業し、PDT(民主労働党)へ入党。
1986年(39歳)、ポルト・アレグレ市ファイナンス担当長に就任、後に州政府エネルギー担当長。
2000年(53歳)、カルロス・アラウジョと離婚。PDT(民主労働党)を離れ、PT(労働者党)入党。
2002年の大統領選でルーラが初勝利し、2003年から鉱業エネルギー大臣に就任。
2005年6月、与党PT(労働者党)を汚職スキャンダルを襲うなか、官房長官に就任。
2009年、リンパ腺系の癌であることを発表。同年、化学治療によって治癒。
 第2期ルーラ政権の主要政策、PAC(経済成長促進プログラム)の牽引役をつとめ、ルーラから“PACの母"と称される。
2010年2月、大統領選へのプレ候補として発表される。

★経済
世界最大の鉄鉱石鉱床、発見か
マトグロッソ州ミラソルドエステ市で9月1日、ブラジル最大規模の鉄鉱石鉱床の発見が発表された。推定埋蔵量は鉄115億トン、4億2800万トンのリン酸。これは世界最大で、ヴァーレが保有するカラジャス鉱山の約4倍の規模となる。
鉄鉱石の鉄分含有率は41%。この2つの鉱床はマトグロッソ州南西部ミラソルドエステ市に、43平方キロメートルにわたる。

ブラジル系グループがバーガーキングを買収
ブラジルの投資会社3Gキャピタルが、アメリカ大手ファーストフード、バーガーキングを約40億ドルで買収。これにより元ALL会長のアレックス・ベリング氏が共同会長となる。3Gキャピタルは、NYに拠点を置き、世界最大のビール会社アンハイザー・ブッシュインベブ社、ラテンアメリカ最大手の量販店ロージャス・アメリカナス社やアメリカ・ラチーナ・ロジステカ社が資本参加している。
バーガーキングはブラジル国内で93店舗を展開している。

★社会
サンパウロの乳幼児死亡率歴代最小
ブラジル保険省によれば、サンパウロにおける乳幼児脂肪率は1995年から2009年にかけて49,3%減少した。これは歴代最小の数字である。1歳以下の乳幼児1000人につき、死亡数は24,5人から12,4人へと減少した。基本衛生状態と、公的医療における予防接種の改善がその理由としている。

国勢調査Censo2010の途中結果
ブラジル地理統計院が10年ぶりに行っている国勢調査Censo2010の途中結果が30日に発表され、全体の46%にあたる3640万世帯において、1世帯あたり3,79人から3,37人に減少していることが分かった。他にも老年世代の増加や性別比で女性が多いことなどが挙げられている。

3歳児に大麻
動画サイトに、3歳児が大麻を吸っている動画が投稿され問題になっている事件で、動画にも登場する母親が、麻薬組織員に強制されたと発言。母親によれば麻薬組織員により、子どもの暗殺を宣言され強制されたという。また母親の自宅は麻薬販売にも使用されていた模様。動画に登場する麻薬組織員はすでに他の組織員によって暗殺されている。

★南米
鉱山落盤事故の作業員にローマ法王からプレゼント
チリ北部コピアポでの鉱山落盤事故で、閉じ込められている作業員33人に、ローマ法王がロザリオを贈った。プレゼントは現地司祭により9月2日に作業員に届けられた。33人はmp3プレイヤーを提供され、それぞれが選んだ音楽を楽しんでいるという。

★環境
アマゾンの森林破壊が減少
環境省の発表によれば、2009年8月から2010年7月にかけて、アマゾンの森林破壊は、2008年から2009年同時期に比べて48%減。2008年8月から2009年7月にかけて、アマゾン地方では4372平方キロメートルの森林が消失したが、今回の発表では2293平方キロメートルとしている。この調査はブラジル国立宇宙研究所(Inpe)により実施されたものを統計しているが、衛星で監視した結果であり、すべての森林破壊を含んでいるわけではない。Inpeによれば、2010年の7月だけで485平方キロメートルが失われたという。最も多く森林が消失したのはパラー州とマトグロッソ州である。

干ばつによる火災で野生動物が犠牲
Inpeによれば、8月だけでもブラジル全土で2万8千件の火災が発生。その中には自然保護地域も含まれており、多くの野生動物の死亡も確認されている。保護された動物の中には、ひょうや野生ネコもいる。

★W杯2014 / オリンピック2016
W杯ブラジル大会期間中のFIFA本部オフィスとIBC
FIFAのオフィスはリオ市内中心の〈シダーヂ・ノヴァ〉地区、リオ市役所とマラカナン・スタジアムの中間にあるビルに設置される模様。メディアの拠点となるIBC(国際放送センター)の予定地として、急ピッチで再開発が進められている港湾地区のフランシスコ・ビカーリョ通りのビルが有力候補に挙げられている。

2016年に向けた投資がスタート
オリンピックを6年後に控えたリオデジャネイロへの投資がスタートし、グローボ紙の調査ではすでに合計20億レアル(約1000億円)の投資プロジェクトが多様なセクターで始動している。今後の投資額は5倍に達すると見られ、リオ州産業連盟Firjanの調べでは、特にインフラの整備化と観光客の増加に企業の期待が集まっている。

★カルチャー
ベネチア国際映画祭、少ないラテンアメリカからの参加
1日からイタリア北部のベネチアで開催されている、第67回ベネチア国際映画祭。今回はブラジルを含めラテンアメリカからの参加は少ない。コンペティション部門には、チリ・メキシコドイツ合作のPablo Larraín監督の「Post Mortem」のみ。ピノチェト独裁時代のラブストーリーだ。コンペ外では、スペイン・ブラジル合作のアンドルーシャ・ワディントン監督の「Lope」。


★為替情報 (9月3日)
ドル: 1,73レアル
レアル:48.64円
Ibovespa (サンパウロ証券取引所平均株価指数):66678ポイント