2010.05.29 >>> WaSabi-News #26

★経済
2002年以来の失業率低下
IBEG ブラジル地理統計院の5月20日の発表によれば、2010年4月のブラジル全土の失業率は7,3%。3月は7,6%だった。 これは2002年以来、4月における最小の失業率である。2009年4月の失業率は8,9%で、1,6%減となる。

基礎的財政収支は198億レアルの黒字
ブラジル中央銀行の27日の発表によれば、2010年4月の基礎的財政収支は198億レアル(108億ドル)で、2009年同月の119億5000万レアルを大きく上回った。 3月は2億1600万レアルの赤字だった。

銀行のIT分野への支出増加
2009年の銀行のIT分野への投資が増加している。2009年は 190億の支出で、2008年に比べ6%増となった。そのうちの25%がテクノロジー購入に使用され、残りの75%がITインフラ整備に使用されている。

ペトロブラス社、Gas Brasilianoを買収
ペトロブラス社は、27日、2億5千万ドルで、イタリアの天然ガス配給会社 EniのGas Brasilianoの買収契約を発表。Eniはブラジルにおける天然ガスの生産、配給の拡大を発表していた。ペトロブラス社の財政部長によれば、現在購入価格はまだ調整中だという。この買収によりペトロブラス社は、サンパウロにおけるブラジルの天然ガス市場で最大企業となる予測。

IGP-Mが1,19%増
住宅賃貸料調整のための市場総合物価指数(IGP-M)が2010年5月1,19%増加した。4月は0,77%だった。これにより12ヶ月で4,18%の累積インフレ率となる。ジェットゥリオ・ヴァルガス財団(FGV)により28日に発表された。卸売物価指数は12ヶ月で3,45%。消費者物価指数は12ヶ月で5,35%。最も影響をうけたのはトマトで、 15,25%からマイナス21,50%。オレンジと梨はマイナス6,30%からマイナス7,66%となった。

BNDESがヨーロッパ経済のブラジルへの影響を言及
BNDES(ブラジル経済社会開発銀行)のルシアーノ・コウチーニョ総裁は、28日、ブラジルがヨーロッパ経済の影響を2年は受けると言及。特にヨーロッパへの輸出に大きな影響がでるとしている。総裁によればヨーロッパ経済不振の影響は、世界的な規模に比べればブラジルは比較的小さくてすみそうだが、インフラの問題を指摘。「ブラジル経済は、成長しすぎていることに問題がある。安定成長を続けることが重要だ。」とした。

★国際政治
ルラ大統領 対イラン制裁反対を確認
ルラ大統領とトルコのエルドアン首相は27日、イランの核開発問題を巡りブラジリアで会談を行った。アメリカが進める、国連安全保障理事会の制裁回避に向けて、各国への働きを強める模様だ。
またルラ大統領は28日、リオデジャネイロで開催中の第三回ヨーロッパ連合・ブラジルフォーラムで、「恐怖を乗り越える希望を生むために力を尽くす」とブラジルとトルコ、イランとの合意を守り平和的解決を目指すとした。


Planato提供
国連の潘基文事務総長とトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン首相と握手するルラ大統領 @Rio de janeiro


★政治
大統領選 ジルマ候補支持が急増
2010年10月3日に行われるブラジル大統領選での、与党労働党のジルマ・ルセフ候補の支持率が高まっている。5月20、21日に行われたこの調査では、ジルマ・ルセフ候補はブラジル全土で、7〜9ポイント増。対する野党ブラジル社会民主党(PSDB)のジョゼ・セラ前サンパウロ州知事は、4〜10ポイント減で、同候補とも37%の支持率である。

★社会
Tim Lopes殺害事件関係者を逮捕
5 月26日リオデジャネイロ州群警察は、ジャーナリストTim Lopes殺害事件に関わったとして、2月から逃亡していたAngelo Ferreira da Silvaを逮捕。Santa Cruzの親類の家に隠れているところを発見された。
Tim Lopesは、GloboTVの記者で、20002年スラム街、ヴィラ・クルゼイロでの麻薬密売組織への潜入取材で、隠しカメラを使用。正体がばれ拷問を受けたあと日本刀で殺害された。

★社会
イヌのファベーラが拡大
ブラジル南部Caxias do SulにあるNGO組織、Soamaが発表した、1500匹のイヌが暮らすファベーラの映像が注目されている。動物愛護団体のこの組織は資金不足から、1ヶ月に 12トンの餌代や医療費をまかなえなくなっていると訴えている。またこの組織は保護している動物の養子縁組を望んでいるが、雑種が多いため難しいという。

★ファッション イベント
第17回ファッション・リオ開幕
27 日、第17回ファッション・リオ2011年夏コレクションが開幕した。 トップを飾ったウォルター ロドリゲスは、参加モデルの全員を黒人を起用。アフリカをテーマにしたデザインで、ペルナンブコ州のQuipap�からもインスピレーションを受けているという。ブラジルでは2009年サンパウロ・ファッションウィークより、サンパウロ州司法当局の合意に基づき、ショーに出演する有色人種系モデルを10%とする旨が採用されていた。



オープニングを飾ったウォルター ロドリゲスのファッションショーの様子


★為替情報
5月28日
ドル: 1,817レアル
レアル:50.28円
Ibovespa(サンパウロ証券取引所株価指数):61.694ポイント

 

***

 

WaSabi-Column

 

ブラジル南東部、ミナスジェライス州の州都、ベロオリゾンテから車で進むこと約1時間。高原の中に突如現れるのが「イニョチン(INHOTIM)」、コンテンポラリーアートスペースだ。美術館というにはスケールが大きく、トロピカルな森林公園に、アート作品が共存する形で展示されている。この巨大なスペースにある作品を見て回るには丸1日あっても時間が足りない。各展示場へは徒歩で移動するが、まるで植物園を歩いているかのような錯覚に陥る。さまざまな植物、咲きほこる花々。小鳥がさえずり、湖には白鳥が泳ぐ。
続きはArtgene

 

 


2010.05.22 >>> WaSabi-News #25

★経済
EU債務危機がブラジルへ波及
ユーロ圏の債務危機をめぐる懸念で、サンパウロ証券取引所平均株価(IBovespa)は2008年10月以来となる6日間の続落となった。21日午後にはじめて2,84%回復したが月間では13,8%の下落で、対ドル為替は2009年9月以来の1,90 レアルまで一時上昇した。

カイシャ・エコノミカの住宅フェアーが開幕
国営銀行カイシャ・エコノミカが主導する住宅の大フェアーが20日から全国で始まった。広報担当によると5万レアル(約250万円)から150万レアル(約7,500万円)までの新築・中古物件が売りに出されるなか、9万レアル(約450万)近辺の住宅に人気が集まっている。リオ州では69,300戸が販売予定で、そのうち35,900戸が政府の住宅支援プロジェクト〈MInha Casa MInha Vida(わたしの家、わたしの人生)〉による。

148日間は税金支払のために働くブラジル人
納税計画基金(IBPT)の調査によると、今年の家族収入合計における租税負担率は40,54%で、ブラジル人は平均で148日間を税金支払のために働いていることになる(今年でいうと、5月21日まで)。70年代は1年のうち76日間、80年代は77日間、90 年代は102日間だった。世界的にみると、スウェーデンの185日間、フランスの149日間に次いで第3位。

★国際
ブラジルと米の対立
親イランのルラ・ブラジル大統領は16日にアフマディネジャド大統領と会談し、隣国トルコへの濃縮ウラン搬出という合意を17日にとりつけたが、米国は18日に対イラン追加制裁案を国連安保理に提出。イランをめぐる意見の対立が深まるなか、仲介役を買って出たルラ大統領は、「米国とイランの対立は数年来ずっと続いているが、我々はイランへ赴き、イランを交渉のテーブルに座らせ、約束を取り付けることができた。しかし、それを気に入らない人々がいる。彼らは敵がいないと政治ができないのだ。我々はアミーゴになることで政治を動かしている」と暗に米国を批判した。米国の制裁案提出をうけて、イランは態度を硬化させており、セルソ・アモリン外相は再び外交マラソンを続けている。

Planato提供
ルラ大統領とイラン・アハマディネジャド大統領


★W杯・オリンピック
2016年オリンピック施設、一部変更へ
港湾地区の再開発〜観光地化に成功したバルセロナ(1992年オリンピック)をモデルケースとし、港湾地区の再開発を目指すリオ市長エドゥアルド・パエスは、18日からリオ訪問中の国際オリンピック委員会メンバーに予定計画の変更を要請。20日にバーハ地区で行われた記者会見では、競技種目の開催地区変更はロジスティックの面で認められないが、メディアや審判員の宿泊施設、オペレーション施設等の一部変更を前向きに検討すると発表。市は宿泊施設が競技の中心地となるバーハ地区に集中するのを避け、民間資本を港湾地区に誘導するための対策を講じている。
2016年オリンピックの開催予定地区(地図)

★リオ治安
特殊任務部隊(BOPE)が誤殺
リオ市内アンダライ地区で19日、州警察の特殊任務部隊(BOPE)の狙撃手が一般市民ひとりを誤殺する事件が起こった。壁に穴を開ける工具をマシンガンと勘違いした狙撃手が40M先から発砲し即死。州警察は誤殺を認めており、遺族への賠償を行う。アンダライ地区はマラカナン・スタジアムに隣接し、昨年州警察のヘリコプターが犯罪組織によって撃ち落とされたファヴェーラ“猿の丘”(エスコーラ・ヂ・サンバVila Isabelの本拠地)にも近い。

★ファッション
ファッション・リオが27日に開幕
5月27日からファッション・リオ2010/2011コレクションが、 Cais do Portoで行われる。6日間で9万人の動員が予想されている。イザベラ ・カペート、Redley、マリア・ボニータ・エクストラ、Oestudio など34ブランドが参加。ビーチウェアブランド、サリナス(Salinas)、ブルーマン(BlueMan)。レニー(Lenny)なども登場する。 ローリングストーンズのギタリスト、キース・リチャーズの娘でファッションモデルのセオドラ・リチャーズは、Aslanderのショーに参加する。


Cais do Portoで行われた2010年1月のファッション・リオ

★びっくり
教会に卑猥地下牢
リオデジャネイロ裁判所は、ポーランド人神父、Marcin Michal Strachanowski(44)を、自身が神父を努める教会の一角に地下牢を建設し、わいせつ行為をおこなっていたとし指名手配した。この神父は少年達に手錠をかけわいせつ行為を強制した疑い。

 

★為替情報
5月21日
ドル:1,856レアル
レアル:48.44円
Ibovespa(サンパウロ証券取引所株価指数):59.555ポイント

★今週のオススメCM
ビールメーカーSkol 14年W杯編


2010.05.15 >>> WaSabi-News #24

★経済
政府、経済の過熱を警戒
政策金利の上昇につながるインフレ上昇と経済の過熱を懸念する連邦政府は13日、2010年の予算から100億レアルの追加削減を決定。マンテガ蔵相は、7%に達する過度な経済成長を避けバランスのとれた成長を目指すためと説明し、「我々はさまざまな手段をもっている。沸騰する熱い湯に、少しの冷水を注ぐのは効果的だ」とコメント。

大手銀、記録的利益を続出
第1四半期の収支バランスが発表されるなか、各大手銀行が軒並み記録的な利益をだしている。国営ブラジル銀行は前年比41,2%増の 23,5億レアル、連邦銀カイシャ・エコノミカは前年比72,1%増の7,7億レアルの純利益となった。最大の利益をだしたのは民間銀行イタウ・ウニバンゴで、前年比60,5%増の32,3億レアル。大手コンサルAustin Ratingは、クレジットとサービスの拡大、負債の減少が利益増大を牽引したと分析している。

高速鉄道の入札、さらなる延期か
高速鉄道の入札条件公示は5月に予定されていたが、連邦会計検査院(TCU)による技術分析が遅れており、さらに延期される模様。国家陸運局(ANTT)は、選挙キャンペーンが本格化する7月以降の入札実施も視野に入れており、落札企業との調印は 2011年にずれ込む可能性もみえている。
入札参加予定の各国際企業が準備を進めるなか、ブラジルの国営銀行基金コンソーシアムInveparの代表団が来週、日本を訪問し三井の高速鉄道プロジェクトを査察する。Inveparの代表団はすでに韓国企業とコンタクト済みで、中国側からも査察の打診を受けている。

★政治
ルラ大統領対イラン制裁でロシアの指示獲得 
ロシア訪問中のルラ大統領は、イランとの国際的な対話の行き詰まりに関して、最大限の努力をすると公言。14日のロシアのメドべージェフ大統領との会談では、核保有国であるロシアの支持を獲得。アメリカ合衆国はルラ大統領が予定しているイラン訪問が国際交渉の「最後のチャンス」としているが、ルラ大統領によれば99.9%成功する予想。国連安全保障理事会による対イラン追加制裁に向けた動きが、非常任理事国のブラジルにゆだねられた形になりそうだ。

ルラ大統領とロシアのメドべージェフ大統領 写真:Planato


★W杯・オリンピック
南ア大会ブラジル代表23選手が決定
ドゥンガ監督は11日、南アフリカ大会に出場するブラジル代表の23選手を発表。ホナウジーニョ・ガウーショ(ACミラン)が予備登録選手にまわり、現在リオの名門フラメンゴで活躍するアドリアーノ、サントスの新世代ガンソとニーマイヤー2名は落選となった。
詳しくはウニベルのブログをどうぞ 

★/2010/06/15@Johanesburgo
Brasil vs Cor�ia do Norte

★2010/06/20@Johanesburgo
Brasil vs Costa do Marfim

★2010/06/25@Durban
Portugal vs Brasil


★リオ治安
リオ州の殺人死亡件数が減少
リオ州治安局は12日に発表した犯罪統計によると、2009年9月から今年3月までのリオ州における殺人死亡件数合計は前年比マイナス529件と大きく減少した。月単位でみると、今年3月は493件で前年588件から16,2%の減少。殺人のほか、強盗、窃盗、路上ひったくり等も減少傾向にある。ファヴェーラの治安回復が犯罪率の減少につながっていると見られている。

★社会
ブラジル音楽の殿堂カネカォンが閉鎖へ
1967年に誕生したリオの音楽シアター、カネカォンの閉鎖が決定。MPB(ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック)の殿堂として数々の名コンサートを提供してきた43年間の歴史に幕が閉じる。
カネカォンがある土地建物は、1950年に国からUFRJ(リオ連邦大学)へ譲渡されたが、1971年からその所有権をめぐり39年間裁判で争っていた。今回連邦債の最終判決がでたことで、UFRJはカネカォンに即退去を求める姿勢。カルチャー・センターとして再生させる案もでているが、今後も混迷が続くとみられる。

★為替情報
5月14日
ドル:1,849レアル
レアル:51.5円
Ibovespa(サンパウロ証券取引所株価指数):63.412ポイント

 

 


2010.05.08 >>> WaSabi-News #23

★経済
ヨーロッパ財政危機がブラジルへ波及
ヨーロッパ財政危機の影響で、サンパウロ証券取引所平均株価は3日間で5,52%下落し、1210億ヘアルが流失。為替ではドルが上昇し、一時1ドル=1,90ヘアルまで上がった。海外投資家がブラジルを含む新興国への投資を国外へ移す動きが一時的に強まっていることと主要コモディティ価格の下落が要因と見られている。

連邦政府、国家ブロードバンド計画を発表
連邦政府は5日、国営通信会社テレブラスが主体となって、130億へアルを投資する国家ブロードバンド計画(Plano Nacional de Banda Larga)を発表。2009年における家庭のブロードバンド普及率は全体の2割=1200万世帯で、2014年までに3倍以上の4千万世帯を目指す。アクセス速度の目標値は512〜784kbpsとされたが、今どき何も送信できないと多方面から非難され、変更を余儀なくされる模様。ブラジルのインターネットは、欧米に比べ速度も遅く高額で大幅な改善が求められている。

食品の値段、2003年以来の上昇率
インフラの影響で食品の値段が上昇、2010年1月から4月にかけて、食品の値段は6,18%上昇し、2003年以来の上昇率となった。昨年の上昇率は3,18%で、今年は4ヶ月でそれを超えたことになる。

★W杯・オリンピック
ブラジル戦は映画館で3D中継
4つの映画館・テレビ局(Fifa、Cinemark、Golden Goal 、Rede Globo)が、W杯南ア大会におけるブラジルの試合を3D映像で放送すると発表。ブラジルでも3D放送競争が始まっており、Golden Goal Sports Venturesがブラジルでの3D放送を統括することになる。
Cinemarkはブラジル全土にある120の映画館スペースのうち50が3D対応となっており、リ オデジャネイロ、サンパウロ、クリチバなどのCinemarkの映画館でW杯の3D観戦が可能になる。Rede Globoも映画館での放映を目指す。
現在ブラジルでは地上波の3D放送はなされておらず、Samsung、LG 、ソニーがW杯前の販売開始を発表している。ブラジルではW杯前にはテレビの販売台数が大幅に伸びる傾向があるが、高価格な3Dテレビの販売がどれだけ伸びるかが注目されている。

リオ市、国際オリンピック委員会へ計画変更の要望
リオ市は、2016年オリンピックに向けたメディア施設および4競技の使用予定地を、バーハ地区からセントロ地区(港湾地区)に変更する要望書を、今月半ばに国際オリンピック委員会(COI)に提出する予定。リオ市は港湾地区の再開発プロジェクトに着手しており、空・海・陸という交通インフラの中心地として発展させる狙い。またマラカナン・スタジアムへも近いことから、2014年ワールドカップでの施設利用も視野に入れている。

FIFA、ブラジルの準備不足に苦言
国際サッカー連盟(FIFA)は3日、「予定されているサッカー・スタジアムの大半が赤信号だ。ブラジルは正しい方向へ向かっていない。(大統領)選挙があるから物事の進み方は遅く、年が明けたらカーニヴァルでなにも動かない」と、2014年ワールドカップへ向けたブラジルの準備が遅れていると厳しく批判した。開催12都市のうち、9都市のサッカー・スタジアムの改装・建設工事が予定のロードマップよりも大幅に遅れており、ブラジル・サッカー連盟のヒカルド・テイシェイラ会長は早急な対応をとるとコメント。

★リオ治安
北部ゾナ・ノルチの治安回復に着手
州政府は2日、特殊任務部隊(BOPE)の本部をハモス地区に移転させる計画を発表。ハモス地区はガレオン国際空港と市内を結ぶ幹線道路リーニャ・ヴェルメーリャ沿いのファヴェーラで、“ガザ地区”と呼ばれる危険なリオ市北部(ゾナ・ノルチ)の治安回復にいよいよ着手したと見られる。ファヴェーラから犯罪組織を追放した後の警備は治安維持部隊が受け持つが、主に市警察が事前に組織メンバーの洗い出しを進め、BOPEはその実行部隊としてファヴェーラに出動しメンバーの逮捕や武器・ドラッグの押収を担当する。

★社会
バーハとサンタ・テレーザで発見された2匹のワニ
29日にバーハ・ダ・チジューカ地区の湖とサンタ・テレーザ地区の道端でワニの子どもが発見され、動物園へと輸送された。サンタ・ テレーザ地区で発見されたワニは、全長90cm、2ヶ月の子どものワニで、森林の中で成長した模様。ゆったりと路を歩いているところを保育園に通う途中の子どもが発見した。リオ市は全長数メートルと想定される母親ワニの行方を捜しており住民に注意を呼びかけている。

★訃報
シコ・ブアルキ母、100歳で大往生
シコ・ブアルキの母で愛称“メメーリア”ことマリア・アメーリア・ブアルキ・ヂ・オランダが6日未明、静かに息を引き取った。1月25日に100歳の誕生日を迎え、祝賀会にはルーラ大統領、オスカー・ニーマイヤー等も訪れた。亡夫は名著『Raízes do Brasil(ブラジルのルーツ)』で知られる歴史学者セルジオ・ブアルキ。

★為替情報
5月7日
ドル:1,849レアル
レアル:49.553円
Ibovespa(サンパウロ証券取引所株価指数):62.950ポイント

 

 


2010.05.01 >>> WaSabi-News #22

★経済
政策金利Selicを9.5%に引き上げ
通貨政策委員会(Copom)は28日、政策金利Selicを従来の8,75%から0,75%引き上げ、9,5%にすることを全会一致で決定した。ブラジル経済が急速に回復する一方で、インフレが政府目標を上回っており(4月における今年のIPCA指数予想は5,41%)、2008年9月以来の引き上げとなる。国際通貨基金(IMF)は、今年のブラジルの成長率を5,5%と予想している。
ブラジル中央銀行によれば、政策金利Selic引き上げを予想した市場は個人向けローンの年利率を前月から1,2%上昇し、4月前半平均で42,2%となっている。法人向けは0,4%上昇し、26,7%。
政策金利Selicの引上げ発表の翌日、ブラジル中央銀行は2度のドル買い介入を行ったが、29日の対ドル為替は4ヶ月ぶりのレアル高となるR$1,732を記録。サンパウロ証券取引所株価指数(Ibovespa)は1,98%上昇し、終値67.978ポイント。

3月の失業率は7,6%
ブラジル地理統計院(IBGE)は、主要6地域における3月の失業率は7,6%と発表。2月の7,4%からは0,2%の上昇、前年3月の失業率は9%だった。また、3月の平均月給はR$1.413(公定レートで約77.000円)。最低賃金はR$510(連邦)、R$581,88(リオデジャネイロ)。

サンタンデール・ブラジル銀行の利益、前年比142%増
外国銀行ではブラジル最大のサンタンデール・ブラジル銀行は29日、今年の第1四半期において前年比142%増となる約10億レアルの利益があったと発表。クレジットカードの増加が増益の牽引役となった。

母の日で売り上げ急増へ期待
記念日に敏感なブラジルでは、5月2日の母の日はクリスマスの次いで売上げが伸びる行事である。
Serasa Experianの調査によると、60%の企業が売り上げ急増を期待しており、ショッピングセンターでは昨年より15%増の売上げを見込んでいる。2009年度では2008年同時期に比べて売上げが3%増加した。(Associação Brasileira de Shopping Centers)

★国際
ルラ大統領、「世界で最も影響力のある100人」に選出
米誌タイムは29日、「世界で最も影響力のある100人」のランキングを発表。4カテゴリーのひとつ「リーダー」部門では、バラク・オバマ米大統領や鳩山由紀夫首相等とともにブラジルのルラ大統領も名を連ねた。国内の外交アナリストは、ブラジルを含む新興国の影響力が世界不況のなかで高まったこと、ブラジルがベネズエラやキューバにつづきイランとも交流を深めていることなどを要因としてあげた。
また、映画監督マイケル・ムーアのコメントによれば、PT政府の Fome Zeroプロジェクトがブラジルを「第一世界」へと引き上げたと評価し、ルラ大統領を「ラテンアメリカの労働者階級の本当の息子」と評している。

★社会
高血圧にはセックスが効果的
ジョゼ・ゴメス保健相は26日、高血圧予防対策としてセックスを推奨。「これはマジメな話しだ。定期的な運動の一環として、セックスは効果的。もちろん、予防(避妊対策)も大切だよ」とコメントし、週5回以上が理想的とした。また、若者世代の食習慣の変化によって、20年後には高血圧、糖尿病、高コレステロール等の成人病にかかる人口が増大すると警告。保健省の調べでは、2006年の21,5%から、2009年は24,4%と増加している。

★W杯・オリンピック
2014年ワールドカップ開催12都市が決定
http://univerrio.exblog.jp/

また、6月の南アフリカ大会に出場するブラジル代表の発表記者会見が、11日にリオ・バーハ地区で行われる。

★リオ治安
チジューカの本拠地が治安回復
今年のリオ・カーニヴァルで優勝したエスコーラ・ヂ・サンバ、ウニードス・ダ・チジューカを擁する“ボレウの丘 Morro de Borel”一帯のファヴェーラから犯罪組織が一掃され、治安回復に成功。リオ州当局が力を入れているファヴェーラの治安対策は著しい成果をあげており、一帯を支配していた犯罪組織は抵抗することなく撤退。今後はサウゲイロ、マンゲイラ、ヴィラ・イザベルのファヴェーラの治安回復が予定されている。

★為替情報
4月30日
ドル: 1,73レアル
レアル:54円
Ibovespa(サンパウロ証券取引所株価指数)終値:67.530ポイント