2009.12.18 >>> Wasabi-News #16

★経済
ブラジルの砂糖生産不振
主産国ブラジルの砂糖の生産見通しが下方修正され、砂糖の国際価格が上昇を強めている。16日は、2010年1月物で前日比1.12セント高の1ポンド25.37セント。

★経済
2010年の経済成長率が5%台
ブラジル中央銀行は、17日にブラジルの2010年の経済成長率について「5%かもう少し上」と発言。ブラジル工業連盟(CNI)も5.5%成長を見込む報告書を発表している。雇用拡大が経済成長を後押しする見通し。

★経済
2010年は過去最大の新車販売台数に?
 ブラジル自動車工業会は、2010年の新車販売台数が、2009年の販売実績から9.3%増の、340万台になるとの見通しを発表。これは過去最高の数値であり、2009年末の自動車販売台数の拡大をうけた予想となる。

★社会
継父が2歳児の体内に50本の針
バイア州西部で入院していた2歳男児の体内から、針、50本が見つかった事件で、警察当局は男児の継父、その恋人、呪術師の女を逮捕。継父は1ヶ月の間何度も、呪術儀式が行われていた愛人宅に男児を連れて行き、水を大量に飲ませた後、針を差し込んだとしている。男児を殺害することが目的だったとしている。針が男児の心臓に達し感染症を起こしていることから、男児は州都サルバドルの病院に入院しており、摘出手術が行われる予定。
ブラジルでは、1993年にサンパウロで、1歳8ヶ月の男児の体内に13の針が見つかった事件、2000年にはレシーフェ州、マラニョン州で4人の児童の身体から針が見つかった事件が記録されている。

★為替情報
12月18日
レアル:50.59円
ドル:1,79レアル
Ibovespa(サンパウロ証券取引所株価指数):66.444ポイント

 

 


2009.12.15 >>> Pick Up

「OESTUDIO」が、リオデジャネイロ、イパネマに、ショップ第1号店をオープン。従来のインパクトのあるスタイルから進化を遂げ、モデリングにこだわった作品が勢ぞろい。とはいえ「服」を「服以上のもの」に仕上げてしまうのが「OESTUDIO」。こだわるのはラインや素材だけではない。ボタンの数を数えてみると私たちの生きる社会が見えてくる。「クリエイティブとは何か、コミュニケーションとはなにか」そんな問いに答えてくれるヒントがいっぱい詰まった「OESTUDIO」のショップは、
Rua Maria Quinteira 77 2F/225, Ipanema
Tel. (21)2227−2119


OESTUDIO」は2001年に設立された、ファッション、映像、グラフィック、Web、プロダクトなどあらゆる媒体を通し斬新なデザインを生み出している若手のデザイングループ。Absolute、Vodka、Fiat、ソニーBMGなどをクライアントに抱え、また2008年北京オリンピックでブラジルの公式ユニフォームデザインを担当。緒方信行が率いるブラジルで急成長のクリエイティブハウス「OESTUDIO」

 

 


2009.12.14 >>> WaSabi-Column

格安航空会社アズーの参入で変化するブラジル国内路線市場

2008年12月に運航開始したアズーブラジル航空が、ブラジル航空業界に新たな疾風を巻き起こしている。

2009年1月には市場の1%にも満たなかったアズーは、9月には4.68%まで急成長。2008年9月に市場の52.81%を占めていたブラジル最大の航空会社、TAM航空は、2009年同時期には44.15%へと縮小。アズーがTAM航空を押し上げる形で進出しているのだ。またアズーはサンパウロのカンピーナス市のヴィラコポス空港を拠点としているが、2008年には利用者わずか91万2500人の小さな空港だったのが、2009年には利用者がその3 倍に増加。空港周辺のサービス業も急増し、2014年のW杯までには6.4億レアルを投資し、新しいターミナルと第2滑走路を建設する予定だ。

メディアサボールの記事

 

 

 


2009.12.11 >>> WaSabi-News #15

★政治
依然高いルーラ大統領の支持率
CNI/Ibopeが9日発表したルーラ大統領の支持率は83%(12月)で、9月から2%の伸び。現政権に対する評価では、良いが72%、まあまあが21%、最悪が6%だった。また政策面では、失業対策への評価が高まった一方、治安、貧困、教育、医療対策へは不満が広がっている。

★経済
期待はずれの経済成長率
IBGE(ブラジル地理統計院)が10日発表した2009年第3・四半期のPIB(国内総生産・GDP)は前年比1,3%で、2%以上を予想していた政府の期待を下回る結果となり、通年では1999年以降初のマイナス成長となる可能性がでてきた。マイナスを避けるためには第4・四半期に5%以上が必要となり、実現は難しいだろうという予測が広がっている。公定金利8,75%は現状維持がつづく見込み。
一方でブラジル経済界では依然楽観的な見方が多く、サンパウロ州経団連理事Paulo Franciniは「予想を下回る結果となったが悲観的になる要素はなく、2010年には6%を期待する」とコメント。

★経済
高速鉄道の入札、再び延期
リオ〜サンパウロ間をつなぐ高速鉄道の国際入札が再び延期となり、来年の5月末になる見込みと発表。また、今年11月に予定されていた鉄道主要駅(リオ、サンパウロ、カンピナス、サン・ジョゼ・ドス・カンポス、バーハ・マンサ、ヴォルタ・ヘドンダ)における公聴説明会は年明けに延期となった。
政府によると、入札で決まる企業は40年間高速鉄道を管理する予定。入札基準の検討は2月までかかるとみられ、安価な入札価格と優れた技術力を持つ国際企業が選ばれる。

★リオ社会
警察官による高い殺人率
ヒューマン・ライツ・ウオッチが8日発表したレポートによると、リオとサンパウロの2州における高い殺人率の理由として、犯罪組織間と警察による抗争と市警察および軍警察による職権乱用の2点をあげている。2003年以降、2州においる警察官による殺人は1万1千名以上。2008年だけで、リオ州では1.137名が警察官によって殺されており、米国全体(371名)の3倍近い数字。

★社会
ネットユーザー増えるも格差が明確に
ブラジル地理統計院は、2005年から2008年にかけて、ブラジル国内のインターネットユーザーは75,3%増加と発表。特徴として、低所得層でのインターネット使用が増えているという。とはいえ、インターネットにアクセスしない低所得層の割合は依然多い。
2008年は10歳以上のブラジル人全体の34,8%がインターネットにアクセスしているが、アルゼンチンの48,9%、チリの50,4%、コロンビアの45,3%など他の南アメリカ諸国に比べ低い数値となっている。

★スポーツ
ロナウジーニョが10年間で最も活躍した選手に
イギリスの「ワールドサッカー」誌は、2000年から10年間で最も活躍したサッカー選手に、ロナウジーニョを選出した。2位はアルゼンチンのリオネル・メッシ、次にポルトガルのクリスティアノ・ロナルドが選ばれた。

★びっくり
サッカーの試合にかこつけて、100メートルのトンネル掘って5億円
サッカーの全国リーグの最終日に、数ヶ月前から準備した約100メートルのトンネルを掘って、現金約5億円を盗んだ犯人らが逮捕された。現場となった現金輸送会社の警備員は、大きな音を聞いたが、サッカーファンのあげる花火の音とだと思ったという。

★今週のイベント
サプカイ通りのテクニックリハーサル
2010年のカーニバルに向けたリハーサルが始まっている。毎週日曜日午後7時から。今週はインペリオ・セハーノ、ヴィラ・イザベル、モシダージ。
場所Samb�dromo
日時12月13日19時〜 
無料


★為替情報
12月11日
レアル:50.99円
ドル:1,764レアル
Ibovespa(サンパウロ証券取引所株価指数):69.178ポイント

 

 


2009.12.08 >>> WaSabi-Column

誕生から30周年を迎える、ブラジル発のラバーシューズ

ブラジル発のプラスティックシューズ、メリッサ。リサイクル可能で履き心地がよく、防水効果抜群!また独自のデザインが人気を呼び、今や世界80カ国販売されています。1979年から今日まで約1億足販売。そして今年は1979年に最初のモデル、「Aranha 蜘蛛」が発売されてから30周年を記念して、リオデジャネイロで展覧会、「MELISSA EU!」が行われました。
frontStyleの記事



 

 


2009.12.04 >>> WaSabi-News #14

★政治
連邦区アルーダ知事の不正発覚
連邦警察は、連邦区長のジョゼー・ロベルト・アルーダ知事(DEM民主党・野党)が賄賂のやりとりをする瞬間を記録したビデオを公表。連邦区の委託業者から月々の賄賂金を受け取り、党の活動資金に充てていたことが発覚した。アルーダ知事の不正を発端に大規模な汚職ネットワークが次々と明るみになっており、大統領及び州議員選を来年に控えたブラジル政界を揺るがしている。

★経済
個人住宅ローンが急増
政府系銀行カイシャ・エコノミカが今年の1月〜11月期に貸し出した住宅ローンの総額は、前年比93%増の393億レアル(約1.96兆円)と発表された。カイシャ・エコノミカによると、756.507家族が個人住宅を購入できる額に相当する。そのうち42%は月給2.325レアル以下(最低賃金である月給465レアルの5倍まで)の家庭で、ローン額平均は69.000レアル(345万円)。
今年4月から実地されている住宅購入促進プロジェクト「Minha Casa, Minha Vida」の成果が反映されており、176.379戸の住宅が契約済みとなっている。

★経済
米経済学者クルーグマンの警告と反応
2008年ノーベル経済学賞を受賞した米経済学者ポール・クルーグマンは滞在先のサンパウロで2日、1990年代初頭に海外投資家から人気を集めたメキシコが1994年にモラトリアムに陥った例をあげ、「今後の経済成長への期待から海外資金がブラジルへ流入しているが、通貨レアルの過度な価値上昇は深刻な問題で、金融バブルを生むかも知れない」と警告した。
ブラジル中央銀行総裁エンヒキ・メイレリスは翌日の3日、クルーグマンの発言に言及し、「バブルの危険性は常に存在するし、新興国に限ったものではない。今日のブラジルが世界から注目されているのは、マクロ経済が機能し経済成長を支えているからだ。ブラジルには世界的にみても厳しい規制がある。しかし投資家は自らの投資において価格を見極める必要がある」と答えた。

★経済
期待が高まる今年のクリスマス商戦
大手家電メーカーは年末のクリスマス商戦へ向けた準備を進めており、内需が回復した今年は前年比25%の売り上げ増を見込んでいる。近年は利息なしの分割払いによるクレジットカード購入が中心で、ブラジル中央銀行によると返済期限の平均は217日(約7ヶ月)。サンパウロ大学の消費者調査による予想平均購入額はR$1500(約7万5千円)。

★環境
コペンハーゲン会議に参加する700名の派遣団
コペンハーゲンで来週7日から18日まで開催される国連気候変動枠組み条約についての国際会議に向け、ヂルマ・ロウセフ官房長官をトップとした700名の団体を派遣する。連邦政府から70名、各州政府から100名、国会から40名、それ以外は調査員と環境団体関係者という内訳で、外務省は経費負担の詳細について言明していないが、環境会議への参加ではかつてない規模となる。
連邦政府は先月13日、2020年までに36,1%〜38,9%(2005年比で15%)のCO2排出削減を目指すと表明済み。

★リオ社会
コパカバーナで犯罪組織の報復活動
ふたつのファヴェーラ:コパカバーナ地区パヴァォン・パヴァォンジーニョ(Pavao-Pavaozinho)とイパネマ地区カンタガロ(Cantagalo)から犯罪組織コマンド・ヴェルメーリョを追放した翌日の1日、コパカバーナの目抜き通りノッサ・セニョーラ・ヂ・コパカバーナ通りで路線バス1台が犯罪組織のメンバーによって放火され、また手製の手榴弾ひとつが爆発した。州政府による犯罪組織撲滅活動に対する初めての報復活動と見られている。また3日には、州警察が厳戒態勢を敷くパヴァォン・パヴァォンジーニョから、未成年のファヴェーラ住民を利用して運びだされたライフル銃が発見され押収された。

★経済
小売り最大手ポンジアスカルが家電量販大手のカザス・バイアを事実上買収
ブラジル最大手スーパーマーケットのポンジアスカル(Pao de Acucar)と、最大手家電店、カザス・バイア(Casas Bahia)が、新しく小売企業を創立することで同意。年間185億レアルの純利益と6万8千人の雇用を目指すが、事実上の買収。ポンジアスカルは今年6月、Ponto Frioを買収したばかり。買収発表の当日のポンジアスカルの株は9,72%上昇。

★災害
サンパウロなどで大雨。洪水などの被害
3日からの記録的な大雨の影響で、サンパウロ州で、洪水、土砂崩れなどの被害がでている。洪水は30地域で確認され、この日の降水量は12月の全体の25%を占める量となった。サンパウロ州中心部では9名の死亡が確認され、消防隊は行方不明者の捜索を続けている。電車の運行中止、停電などの影響もあった。

★W杯2010
ワールドカップ2010年南ア大会
ワールドカップ2010年南ア大会のグループリーグの組み合わせ抽選が、12月4日(現地時間午後7時)に南アフリカ・ケープタウンで実施され、ブラジルはGグループに入った。6月15日が初戦で、北朝鮮と対戦する。ほか、コートジボアールとポルトガルが同グループに入った。
すべての抽選結果はこちらから。


★為替情報
12月04日
レアル:52,22円
ドル:1,728レアル
Ibovespa(サンパウロ証券取引所株価指数):67.780ポイント

 

 


2009.12.03 >>> WaSabi-Column

飛行機か川を下るかそれともメールで伝えるか

近年森林伐採が深刻なアマゾン熱帯雨林は、世界最大の河川、アマゾン川流域に広がる。地球上最も多種の生物が生息しており、またその二酸化炭素吸収量から「地球の肺」とも呼ばれている地域だ。そして現在もなお、数多くの先住民であるインディジェナ(インディオという言葉は差別的だとされ、ブラジルではインディジェナと呼ばれる)の部族が、アマゾンの森と共に暮らしている。

COMZINE 世界IT事情の記事

 

 


2009.12.02 >>> Pick Up

リオ州政府、さらに2つのファヴェーラを鎮圧

リオ州政府は30日早朝から州警察と市警察合同の一斉捜査を開始し、ふたつのファヴェーラ:コパカバーナ地区パヴァォン・パヴァォンジーニョ(Pavao-Pavaozinho)とイパネマ地区カンタガロ(Cantagalo)からの犯罪組織追放に成功した。今後は治安維持部隊UPP(Unidades de Polícia Pacificadora)によって統治される。

サンタ・マルタ、シダーヂ・ヂ・デウス、バビロニア、シャペウ・マンゲイラ、バタンにパヴァォン・パヴァォンジーニョとカンタガロが加わり、7つのファヴェーラに治安維持部隊UPPが駐留する。上記7ファヴェーラの住民数合計は約11万人、リオ市内のファヴェーラ人口の11%に相当。州政府は、2010年末までにファヴェーラ人口の30%を治安維持部隊UPPの統治下に置く計画を立てている。

IBGE(ブラジル地理統計院)による2000年の国勢調査によると、リオ市全体の人口は約610万人、その19%に相当する110万人がファヴェーラで生活している。