WaSabi-News #137

カーニバルと経済危機
2018年カーニバルまであと少し。華やかな山車が登場しダンサーが踊り競う、スペシャルグループのカーニバルは、今年も経済危機の影響を受け喘いでいる。市のスペシャルグループ支援予算は大幅にカット。予算半減が報じられた6月から、カーニバル関係者はプロテストを行い、2018年カーニバルを行わないと発表したりと混乱を極めた。ーニバル時期はおおよそ2億レアルがツーリズムなどにもたらされる。一方で、カーニバル嫌いで有名な市長への批判はありながらも、カーニバルでなく教育、医療に予算を回す時期だという意見も登場し市民の話題になっている。各チームのサンバ歌詞が政治批判、予算カット批判、社会問題を取り扱うものになっているのも、混乱する今のブラジル社会を表している。
そんな中リオ市観光局は、企業へ支援キャンペーンを行い、過去最高の3500万レアルを確保。これは、アクセスチーム(スペシャルチームの下にあるリーグ)や、ブロッコ(ストリートカーニバル)にも支給されることになった。

予算半減とカーニバルキャンセルの混乱を伝えるニュース(6月)

自転車使用者の急増
低価格の移動手段で環境に優しく、身体と精神にポディティブな影響を与えると、自転車使用者がブラジル全土で増加している。ブラジル公共交通機関協会によればこの10年間の増加率は100%。リオデジャネイロやサンパウロなどの都市では、公共自転車休憩スペース、自転車置き場の付いているカフェ、ショップ、シャワーサビスを提供するスペース、自転車用保険などが急増した。自動車駐車場はあっても、自転車置き場がないブラジルで大きな変化が起こっている。一方で自転車使用者の死亡率はサンパウロでは前年度比55%増。現在交通法の変更が検討されているが、自転車レーンがない道路での自転車の安全を守るための提言がなされている。また2018年のベロシティー(自転車と都市の国際会議)のリオデジャネイロでの開催が決定しており、サンパウロとは比べものにならないリオの自転車事情の変化が期待されている。

ベロシティー2018

バンダ・デ・イパネマ(イパネマバンド)
1964年創立の、リオで最も伝統的なブロッコの一つ。イパネマ地区のジャーナリストによりつくられたバンダ・デ・イパネマ。軍事クーデターの年に生まれ、特に当時の軍事政権、社会批判をし、背広を着て壊れた楽器で演奏するボヘミアングループが演奏した。創立当時は映画館がありアーティストが多く集まるバール、Jangadeirosで行われ、例えばシコ・ブアルキ、レイラ・ヂニス、クララ・ヌネス、カルトーラが愛したカーニバルブロッコであった。子ども、若者から高齢者そして特にLGBT、ドラァグクイーンなどにも開放的な雰囲気であったことから、今日LGBTが多く集まるブロッコとして知られている。

バンダ・デ・イパネマ2017