WaSabi-News #92

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★政治

ガン克服のルーラ元大統領、政治活動に復帰

喉頭ガン治療のために5ヶ月間に及ぶ闘病生活を送っていたルーラ元大統領は、シリオ・リバネス病院(サンパウロ)の医師チームから100%完治のお墨付きをもらいめでたく退院。28日にはインスティテゥート・ルーラに出向き、ガン克服宣言と感謝の言葉、政界復帰への意欲を示した(動画)。今年行われる市長選では、特にサンパウロ、リオにおいて労働党(PT)候補の支援を担う。

 

BRICSサミット、ニューデリーで開催中

インド・ニューデリーで開催されているBRICSサミット(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5ヵ国)に出席中のジルマ・ルセフ大統領は、先進国の保護貿易主義と為替政策について言及し、欧米の低金利マネーが新興国へ流入し為替の不均衡を招いていると批判した。ロシアのメドベージェフ大統領は、今後BRICS各国は相互貿易において自国通貨での決済を増やす必要性があると発言。また、5ヵ国共同で国際通貨基金(IMF)の組織改善を求めた。

 

★テクノロジー

一大学術都市に生まれ変わるフンダォン島

ガレオン国際空港とリオ市内の中間にあり、リオデジャネイロ連邦大学(UFRJ)を擁するフンダォン島が、ブラジル最先端の研究を担う一大学術都市に生まれ変わろうとしている。建設中のテクノロジー・パークには、エネルギー、石油ガス、環境、情報等の分野の、多国籍企業を含む大手36社の研究機関が集結する。その他中小企業約100社、レストラン、ホテルを収容する大型ビルの建設も計画されている。どちらも2014年内に完成予定。また29日には、リオ滞在中のアラブ首長国連邦のアブダビ政府投資基金(Mubadala)がテクノロジー・パークへの投資を州政府と調整していることが分かった。

 

石油データ・バンクの早期創設を要求

巨大深海油田プレサルで操業するアメリカ企業シェブロン社による2度の油漏れ事故をうけ、研究者はブラジルで生産される石油のDNAを特定できるデータ・バンクの早期創設を求めている。リオ連邦大学の研究機関(COPPE)によると、各鉱区の石油成分を採取し情報データ化することで、油漏れがあったときにすぐ所在と掘削責任者を特定することができる。

 

ジョージ・ソロス、ブラジルの4G入札に参加予定

通信大臣パウロ・ベルナルドは28日、アメリカ人投資家ジョージ・ソロスがブラジルの4G事業への投資を検討していると発言。国家通信局は4Gの入札条件を4月に公告し、7月に入札を行う予定。入札にはSKYも意欲をみせている。

 

★社会

アレマォンとホシーニャのその後

2010年11月に起こったリオ戦争によって治安回復した一大ファヴェーラ群、アレマォン地区に駐屯中の陸軍部隊に替わって、27日から新しく750名(うち新人300名)の治安維持部隊(UPP)が同地区への駐屯を開始した。ベウトラミ州治安局長によると、7月までに同地区へ合計8個のUPPを駐屯させる予定。

昨年11月に治安回復したホシーニャでは、逮捕された首領ネンの麻薬密売組織と対抗組織による縄張り争いが激化しており、州警察は警備を強化している。

 

グアナバラ湾の海上渋滞、3年間で146%増

リオ市内の交通渋滞は年々悪化しているが、海上での渋滞も増えている。急増する貨物コンテナ船に加え、深海油田プレサル景気に牽引される石油・ガス関係のタンカー船やプラットフォーム、サプライボート、客船等がグアナバラ湾で渋滞を巻き起こしており、港湾局によるとこの3年間で146%の船舶増加率。今年はさらに増える見通しで、漁業関係者や環境活動家からは状況を懸念する声があがっている。

 

★リオ+20

期間中のホテルは満室状態

リオ市内で開催される「国連・持続可能な開発会議」(リオ+20)および前後のサイドイベントのため、6月13〜24日のホテルはどこも満室状態となっている。リオ市だけではなく、ニテロイ市、ぺロトポリス市、アングラドスへイス市といった近隣都市のホテルも埋まっており、エドゥアルド・パエス市長はリオ市民へ住居提供を呼びかける予定。

なかには料金つり上げ目的で満室状態をよそおうホテルもあり、ブラジル政府は警戒を強めている。

 

ファヴェーラの青年ボランティア募集、サミット中は祝日に?

ブラジル側の実行委員会(Laudemar Aguiar大臣)は29日、リオ+20のために1千名以上の青年ボランティアを募集すると発表した。リオ市内のファヴェーラ(スラム)に住む青年が候補となる。また、実行委員会は首脳陣が集結し市内各地で交通規制が行われる6月20〜22日を、特別にリオ市の祝日とするよう行政に打診する予定。現在、84ヵ国の首脳の参加が確認されている。