WaSabi-News #86

★経済

11月の正式雇用数が大幅減

世界経済危機の影響により今年第3四半期の経済成長が大きく減速したことで、ブラジル国内の11月の正式雇用数はわずか42.735件だったことが雇用調査機関(Caged)の調べで分かった。前年比で1/3以下に落ち込み、リーマンショックの影響を受けた2008年以来の最低記録となる。リオデジャネイロ州の正式雇用数は24.867件で、27州全体ではもっとも多い数字となった。

 

高速列車(TAV)の第1次入札基準を3月10日に公布

国家陸運局(ANTT)は、リオ〜サンパウロ・カンピナスをつなぐ高速列車(TAV)の第1次入札基準を3月10日に公布すると発表した。それから6ヶ月後となる2012年後半に第1次入札が実施され、高速列車技術を持つオペレーター企業を決める。落札したオペレーター企業はさらに1年以内に第2次入札基準を準備し、ANTTへ提出する。第2次入札では実際の工事を担当する建設業者やトンネル採掘業者等を決める。政府は高速列車の工費を330億レアルと試算しているが、新しいモデルによる工費負担増が懸念されている。年明けには改めて公聴会が設置される予定。

 

ガソリン国内消費量は前年比で23,2%増

石油公社ペトロブラスの供給部部長パウロ・ホベルト氏によると、1月から11月までのガソリン国内消費量は前年比で23,2%増であったことが分かった(2009年から2010年は18%増)。ガソリン消費増の傾向は、世界経済危機の影響をほとんど受けずに来年もつづくと見られているが、国内の精油所稼働率は限界に達しているのでガソリン輸入を現在以上に増やす見込み。今年のガソリン輸入量は1日あたり約4万5千バレル。

 

イーリャ・グランヂ湾で新たな石油流出事故

リオ沖のフラージ深海鉱区で起こったシェブロン社による石油流出事故から約1ヶ月後の16日、三井海洋開発(Modec)が操業するプラットフォーム船(FPSO)から1万リットルの燃料オイルが漏れているのがリオ州イーリャ・グランヂ湾で発見された。流出現場から約10kmにあるイーリャ・グランヂ島は多様な生態系を有し、環境保全区としての認可作業が進行中で、深海油田プレサルの開発にともなう環境破壊に対し監視を強化していた。プラットフォーム船は深海油田プレサル・サントス盆地において、石油公社ペトロブラス主導の採掘オペレーションに加わる予定だった。

リオ州政府はModecに対し1千万レアル(約4.5億円)の罰金を科すが、海軍も調査委員会を設置しており罰金総額は今後増大するとみられる。

 

★サッカー

サントス、ブラジルへ帰国

クラブワールドカップ決勝でバルセロナに4-0で敗れたサントスが20日に帰国、サンパウロ・グアルーリョス国際空港では約50人のサポーターが拍手で迎えた。FWネイマールはメディア取材に一切答えず無言のまま空港を後にしたが、MFエンヒキ・ガンソは「世界で2番目に強いチームの一員であることをとても幸せに感じる。来年また戻ってくるよ」と楽観的に答えた。これからサントスは休暇に入り、1月後半から活動を再開する。

 

★訃報

ジョアンズィーニョ・トゥリンタ

リオのカーニヴァルを斬新な演出で一世風靡し、13回のチャンピオン歴を誇る名カルナヴァレスコ(総合演出家)のジョアンズィーニョ・トゥリンタJoãosinho Trinta)が、生まれ故郷のマラニャォン州サンルイスで17日に亡くなった。享年78歳。