WaSabi-News #81

Rocinha
Divulgação/Governo do Rio

11月13日(日)未明、リオ最大のファヴェーラ、“ホシーニャ(小さい畑)”がついに治安を回復した。

 

州政府治安局のベウトラミ長官は約3千名の編成部隊、装甲車6台、赤外線監視つき防弾ヘリ4機、海軍の戦車18台をホシーニャ制圧作戦に投入。オペレーション の開始が早朝4時で、2時間後の6時にはファヴェーラ一帯の制圧を告げる国旗が頂上に掲げられた。ホシーニャを支配する麻薬密売組織アミーゴス・ドス・ア ミーゴス(友達の友達)からは一発の反撃になかった。ホシーニャに隣接するファヴェーラ、ヴィジガルとシャカラ・ド・セゥも同時に治安を回復した。

 

長年警察の包囲網をくぐり抜けてきたアミーゴス・ドス・アミーゴスの首領”ネン(Nem)”は、一大オペレーションが行われる4日前の10日に逮捕された。トヨタ・カローラのトランクに隠れてホシーニャから脱出を計ったが、前に乗っていた仲間がコンゴの領事だと偽ったことを怪しんだ警官が尾行、ラゴア地区で尾行の警官を買収しようと試みたことで御用となった。見逃しの報酬として提示された額は100万レアル(5千万円)だった。また同日午後、ホシーニャから逃亡した指名手配犯5名をガベア地区で逮捕。事前に動きを察知した州警察が盗聴していた。こちらでは200万レアル(1億円)で買収され逃亡を先導した警官3名がいっしょに逮捕された。

 

現在、ブラジル有数のセキュリティ・システムを持つリオ州バングー刑務所に収容されている”ネン”は、警察の取り調べで、麻薬密売の売上げの半分は警察のワイロにまわっていたと話しており、ベウトラミ長官は汚職マップの解明に期待している。