WaSabi-News #77

ブラジル各地で汚職反対集会

議員連盟が外務大臣に〈リオ+20〉に関する提案

アルコール販売と入場料半額をめぐってブラジル政府とFIFAが対立


★政治

ブラジル各地で汚職反対集会

「子供の日」で祝日となった12日、12の州都で〈汚職反対〉行進が開催され、約3万人が参加した。新年にジルマ新政権が発足してからすでに4名の大臣が汚職疑惑で辞任しているほか、特に交通インフラ、観光、医療部門で多くの汚職が発覚しており、9月から始まった〈汚職反対〉行進は全国各地に広がっている。

リオのコパカバーナの海岸通りでは約2千人が参加し、汚職を掃除するためのホウキを手に行進。リオの警察署長が女性裁判官の暗殺指令をだし逮捕されたことで、〈汚職は殺人〉というプラカードも登場。「ブラジルでは毎週毎週、汚職スキャンダルが発覚している。私たちは文句を言うだけで何もしてこなかった。それを変えなければならない」と一般参加者はコメント。

 

★環境

議員連盟が外務大臣に〈リオ+20〉に関する提案

来年6月にリオで開催される「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」(ヒオ・マイス・ヴィンチ)のために設立された下院議員連盟(Alfredo Sirkis議長)は11日、アントニオ・パトリオッタ外務大臣に19の提案書を送った。そのひとつ「2017年までに加盟国はグリーンGDP(ポルトガル語でPIB Verde)を採用することを約束する」というのが提案の内容。グリーンGDPの基本的な概念「自然界の様々な要素を、何らかの基準で数値化し、価値ある資源として計上する」というもの。また、国連は〈リオ・スピリット〉の救出が必要であるとし、リオ92の合意から現在にいたるまでの結果(失敗)を分析すべきと提案。他に、今後の持続可能な開発をモニタリングする世界規模の組織をリオに創設することを提案している。

 

★W杯2014年

スタジアムのアルコール販売と入場料半額をめぐる対立

国会へ提出されたW杯2014年法案の一部内容をめぐって、ブラジル政府とFIFA(国際サッカー連盟)の意見が対立しており、オルランド・シルヴァ・スポーツ大臣はその折衷に奔走している。W杯2014年法案は、外国人の入国条件やスタジアム使用、スポンサー露出、放送など各制限の簡易化やFIFAへの開催保証を期間限定で定めるもの。そのうち、ブラジルの法律で定められている、スタジアム内でのアルコール類の販売禁止、高齢者・未成年は入場料半額という2項目について、FIFAは法改正を求めている。今月3日にはブリュッセルでFIFAのジェローム・ヴァルケ事務局長がジルマ・ルセフ大統領に直談判したが、現在まで和解にはいたっていない。