WaSabi-News #65

ムーディーズがブラジルを格上げ

ベロモンチ水力発電ダムが着工間近、強まる反対運動

サンバの揺籃「マンゲイラの丘」に18個目のUPP

サンタ・テレーザ地区の元日本人学校がオリンピック選手育成施設へ変身

世界最高齢者のブラジル人女性が死亡

第31回サンパウロ・ファッション・ウィーク

コパ・アメリカに挑むブラジル代表


 

★経済 

ムーディーズがブラジルを格上げ

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが20日、ブラジルのソブリン格付けを「Baa3」から「Baa2」へ1段階引き上げた。格付け見通しは「ポジティブ」で据え置き。フィッチ社も今年4月に1段階引き上げている。

今回の引き上げによってブラジルの経済政策が正しい方向に進んでいることが確認されたが、一方で海外投資が今後も増える予測から、いぜん続いているレアル高とインフレへの悪影響を懸念する声も聞かれる。

 

ベロモンチ水力発電ダムが着工間近、強まる反対運動

アマゾン熱帯雨林に建設予定の水力発電ダム「ベロモンチ」の着工を1日に承認したブラジル政府に対し、アムネスティ・インターナショナルなど建設延期を要求する反対運動が盛り上がりをみせている。19日にはサンパウロで2千人が集まって建設反対デモが行われた。ダムが完成すれば、熱帯雨林516平方キロが水没し、1万6千人が立ち退きを迫られることから、地元先住民や環境団体、同国のカトリック教会も建設に反対を表明している。一方21日には、べレンからダム建設に使用される40の大型機械が、「ベロモンチ」予定地に向けて出発する。

 

★社会

サンバの揺籃「マンゲイラの丘」に18個目のUPP

一発の銃声も発せられることなく、マンゲイラの丘が平和に治安を回復した。ボッピ(特殊任務チーム)を含む約750名の警官隊は19日の日曜日、州政府の予告通りにマンゲイラへ突入し、40分という早さで頂上部を制圧。昨年のアレマォン制圧で使われた海軍の戦車も導入され、空からは防弾ヘリが援護した。

マンゲイラはアレマォンの同じ麻薬密売組織〈コマンド・ヴェルメーリョ〉が支配していたが、今回のオペレーション前に面の割れた組織メンバーは逃亡。警察は懸賞金つきで主要メンバー数名を追っている。

マンゲイラの丘はW杯が開催されるマラカナン・スタジアムのすぐ横にあり、一帯からの犯罪組織の完全追放が急務とされていた。すでに周辺のファヴェーラ:トゥラーノ、サウゲイロ、フォミーガ、アンダライ、ボレウ、マカコス、サン・ジョアンにはUPP(平和維持軍)が駐屯しており、マンゲイラが最後の砦だった。

丘の入り口に本拠地をかまえるエスコーラ・ヂ・サンバ〈エスタサォン・プリメイラ・ヂ・マンゲイラ〉は犯罪組織との黒い噂がたびたびあったが、イヴォ・メイレリス会長は「平和がなにより」とコメント。今後は政府主導で病院や道路、公園などの建設が急ピッチで進められる予定。

 

サンタ・テレーザ地区の元日本人学校がオリンピック選手育成施設へ変身

日本人生徒数の著しい減少と隣接するファヴェーラで勃発する銃撃戦のために、現在の日本人学校の授業はコズメ・ヴェーリョ地区の日系協会で行われており、維持費のかかる学校施設は昨年リオ市へ売却されていた。今年2月に、サンタ・テレーザ地区のファヴェーラから麻薬密売組織が追放され、UPP(平和維持部隊)が駐屯。リオ市は元日本人学校の体育館、グラウンド、プールなどの設備をそのまま生かし、6〜9才の子供用トレーニングセンターとして再利用する。今月8日には、国際オリンピック委員会のメンバーが、リオのオリンピック学校開校予定地として視察した。 

 

世界最高齢者のブラジル人女性死亡

5月18日に世界最高齢者(114歳10カ月)としてギネス・ワールド・レコーズ社に認定されたブラジル人女性が、21日未明に多臓器不全で死亡した。ブラジル南東部ミナスジェライス州に住む、1896年7月9日生まれのマリア・バレンチンさんは、19日から肺炎で入院していた。合掌。

 

★カルチャー

第31回サンパウロ・ファッション・ウィーク

今年で15年目となる南米最大のファッションショー〈サンパウロ・ファッションウィークの春夏コレクション〉が、今月13日から18日まで開催された。ヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルズのアレッサンドラ・アンブロシオ、ロシア人モデルのヴァレンティナ・ゼリャヴァ、日本での活躍経験もあり、レディー・ガガの「ボーン・ディス・ウェイ」のミュージックビデオにも出演したモデル、ラケル・ジマーマンなどトップモデルの他、最低主演男優賞を受賞したことのある俳優、アシュトン・カッチャーも登場。先住民のデザインパターンを用いたコレクションや、サンバ界の大御所、ノエル・ホーザに捧げるものなど会場を沸かせた。

 

★W杯

コパ・アメリカのブラジル代表

マノ・メネーゼス監督率いるブラジル代表は20日、来月1日からコパ・アメリカが開催されるアルゼンチンへ飛びだった。グループBのブラジルは7月3日にベネズエラ、9日にパラグアイ、13日にエクアドルと対戦する。


GK
ビクトル(グレミオ)
J・セーザル(インテル)

DF
D・アウベス(バルセロナ)
マイコン(インテル)
A・サントス(フェネルバフチェ)
アドリアーノ(バルセロナ)
ルシオ(インテル)
チアゴ・シウバ(ミラン)
D・ルイス(チェルシー)
ルイゾン(ベンフィカ)

MF
ルーカス・レイバ(リヴァプール)
ラミレス(チェルシー)
サンドロ(トッテナム)
ジャドソン(シャフタール・ドネツク)
エリアス(アトレティコ・マドリー)
エラーノ(サントス)
ガンソ(サントス)
ルーカス・シウバ(サンパウロ)

FW
ホビーニョ(ミラン)
パト(ミラン)
フレッヂ(フルミネンセ)
ネイマール(サントス) 

 

★トピックス

日本食レストランの手裏剣アタック

サンパウロ市内に新しく誕生した日本食レストラン「Original Shundi」のびっくり宣伝。店から2km以内に駐車してある約1500台の車に手裏剣アタック。マーケティング担当いわく、お陰様で客足は順調に伸びているとのこと。

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