WaSabi-News #54

ブラジルは原発建設計画に変更なし

在日ブラジルの日本退避勧告はなし

デング熱 4型がリオに上陸

55%の市町村で水源確保、配給システムへの投資が必要


★ブラジルは原発建設計画に変更なし

東日本大震災による原発事故を受け、原発保有国であるブラジルでも議論が盛んになっている。メディアやネットで疑問を投げかける人や、原発反対デモが増えている一方、ブラジル政府は今後原発の更なる建設計画を推し進める発言を強めている。ブラジル政府は、ヨーロッパ諸国の動きを受け、ブラジルの原発計画に変更はないことを強調。ブラジル鉱山エネルギー省のエジソン・ロバオン大臣は14日、「再点検の必要はまったくない」と発言。しかし22日エレトロブラス社社長は、日本での事故をうけ、計画を再点検するため、予定がずれ込むことについて発言。「ブラジルの原発はセキュリティー面では日本より高レベルである。またブラジルは地震や津波の心配がないが、今回の日本での事故をうけ、再点検を計画している。」

現在ブラジルでは、リオデジャネイロ州アングラ・ドス・ヘイでアングラ1、2の二つの原発が稼動しており、2015年に第3号機の建設終了を計画している。エレトロブラス社傘下のEletronuclearが経営している。また現在4つの原発建設計画があり、ピアウイ州、セアラー州、バイーア州などが候補にあがっており、2030年までの建設終了を目指している。

★在日ブラジル人の日本待避勧告はなし

在日ブラジル領事館は、宮城に車両を派遣し、在住するブラジル人を東京に移す作業を始めている。すでに15日に、宮城と福島在住の25人のブラジル人が東京に移動している。政府によれば、日本には現在254000人のブラジル人が滞在しているが、そのうち777人が今回の地震、津波、原発事故の地域に在住している。ブラジル政府広報は、原発事故はコントロール下にあるとし、日本からの退避は必要ないと発表している。

 

★デング熱 4型がリオ上陸

2010年に28年ぶりに確認されたデング熱の4型ウイルスが、リオデジャネイロに上陸。ニテロイ市に住む21歳と22歳の兄弟が感染したことを23日、州保保健省が発表した。保健省はすでに感染が拡大している可能性を危惧している。この4型ウイルスは、1~3型に比べ危険性は低いものの、免疫がある人がほとんどいないため、大流行する恐れがあるとされている。

 

★55%の市町村で水源確保、配給システムへの投資が必要

ブラジルは地球上にある12%の水を所有しているといわれるが、現時点、そして将来における水源確保、給水の問題も深刻化している。国際水の日である3月22日似発表された国家水省の研究結果によれば、55%、合計3059の市町村が、2015年までに、水源確保、配給システムに投資する必要があるという。特に設備強化が必要な北東部、南東部への投資は、全体の74%になるとしている。