WaSabi-News #50

USA、ブラジルへ中国の為替批判を依頼

日本企業連合、高速列車の入札参加に意欲的

戦闘機の購入プロセス、見直しへ

1月のインフレは0,83%

ブラジル北東部で大規模な停電

サンタ・テレーザ地区が治安回復

アマゾン流域のインディオが水力発電所建設へ反対署名

シダーヂ・ド・サンバ火災後の状況

 


★経済

USA、ブラジルへ中国の為替批判を依頼
来伯したテモシー・ガイトナー米財務長官は7日、ギド・マンテガ財務相に対し、パリで開催されるG-20において中国の為替政策を国際問題として取り上げるよう依頼した。中国が輸出競争力をつけるために為替操作していることを共同で非難することが目的。ブラジルでは依然レアル高が続いており、また中国からの安価な輸入品が国内産業や輸出企業に悪影響を及ぼしてる。

 

日本企業連合、高速列車の入札参加に意欲的

4月に予定されているリオ〜サンパウロ間を結ぶ高速列車の国際入札に、日本の参加が濃厚となった。3月には日本企業連合(三菱・三井・日立・東芝他)の招待で、カンピナス市長を代表とする視察団が訪日する。当初は昨年12月に入札が予定されていたが参加国が韓国のみだったため、4月に延長されていた(411日締切、同月29日発表)。

 

戦闘機の購入プロセス、見直しへ

ルセフ大統領は、空軍戦闘機の購入プロセスの見直しをフェルナンド・ピメンテウ開発相に要請した。ルラ前大統領は、ニコラス・サルコジ仏大統領が2009年に訪伯した際にフランス製の戦闘機を購入すると公言し物議をかもしたが、購入の決定権は新政権にバトンタッチされていた。フランス (Dassault)、アメリカ合衆国 (Boeing) 、スウェーデン (Saab)の3ヵ国がブラジルに戦闘機を売り込んでおり、今までは防衛省が担当していた。ルセフ大統領は、防衛力より科学技術、飛行機産業の発展のために戦闘機を導入したいと考えている。

 

1月のインフレは0,83%

ブラジル地理統計院(IBGE)は8日、1月のインフレは0,83%で2005年以来の高い上昇率であると発表。インフレ指標IPCAによると、交通料金(都市バス)と食料品の値段があがったことが主要因。

特にリオでは、野菜の供給地であるリオ山岳地帯が集中豪雨で大きな被害を受けたために値段が高騰している。

 

★社会

ブラジル北東部で大規模な停電
ジルマ・ルセフ新政権になってから初めての大規模な停電が北東部で4日未明に起こり、約5千万世帯が被害を受けた。8州に及ぶ停電の規模は過去最大。停電の原因は電気系統システムの故障とされているが、鉱山エネルギー省のエヂソン・ロバォン大臣は、W杯やオリンピック開催時の停電という懸念を打ち消した。「ブラジルのエネルギー・システムはとても近代的で、世界的にみても優れている。故障? それはどこでも起こるものだ」とコメント。

 

サンタ・テレーザ地区が治安回復WaSabi-News #48の続報)

州治安局が指揮する警察隊(軍警、市警、海軍が中心)は6日、リオ市内サンタ・テレーザ地区一帯の9つのファヴェーラに入り、地域一帯を2時間あまりで制圧した。麻薬密売組織メンバーはすでに逃散しており、反撃は一切なかった。ベウトラミ局長は、一連のファヴェーラ奪還作戦は周到に準備・訓練されたものであり、ひとつのモデルとして他の州でも導入できると話している。

犯罪組織ADA(Amigos dos Amigos)のリーダー格のメンバーたちは、同じ組織が支配する最後の牙城ファヴェーラ”ホシーニャ(Rocinha)”に逃げ込んだが、治安局の情報部がすでにモニタリングしていると発表。

サンタ・テレーザ地区には今でも古い石畳の上をボンヂと呼ばれるチンチン電車が走り、コロニア風の家々が立ち並ぶ。昔から文化人や外国人が多く住む街で人気があるが、ファヴェーラが近いために敬遠するひとも多かった。今回一帯の治安が回復したことでサンタ・テレーザ地区に住みたい希望者が増えており、不動産価格は30〜50%ほど上昇するだろうと関係者はみている。

 

★環境

インディオが巨大水力ダム建設の反対署名を提出

アマゾンの支流、シングー河流域(パラ州とマトグロッソ州)に暮らすインディオたち約300名は8日、巨大水力発電所ベロ・モンチ(Belo Monte)の建設に反対する署名を大統領府へ届けた。約50万人の署名入り書簡を受け取った大統領府書記官は、ルセフ大統領に届けることを約束した。

水力発電所ベロ・モンチは1975年に調査がはじまり、今年から建設開始となる。2015年に操業開始予定で、世界3番目の発電規模になる見込み。

ベロ・モンチ建設がまねく大規模な自然破壊に対し世界から反対の声がよせられており、2010年4月には映画『アバター』のジェームズ・キャメロン監督や出演者たちも建設反対集会に参加した。

アマゾン インディオ 水力発電所ベロ・モンチへ反対署名
(c)Planalto

 

★カーニヴァル

シダーヂ・ド・サンバ火災後の動向(WaSabi-News #49の続報)

シダーヂ・ド・サンバ(山車工場)の火災によって大きな被害を受けた3つのエスコーラ・ヂ・サンバに対し、リオ市が緊急援助を行う。エドゥアルド・パエス市長は、グランヂ・ヒオに150万レアル、ポルテーラとウニアォン・ダ・イーリャにそれぞれ75万レアルの災害補助金を提供すると発表した。

各エスコーラの制作スタッフたちは気持ちを新たに再準備に取りかかっており、最終的にできるものがシンプルであってもスピリットでカバーすると意気込む。グランヂ・ヒオのバテリア(打楽器隊)を率いるメストリ・シッサは、エスタンダルチ・ヂ・オウロの獲得を目指す。

ポルテーラの顔、パウリーニョ・ダ・ヴィオラは急遽旅行を取りやめ、パレードに参加することを決めた。「エスコーラのために、今こそみんなの力をあわせるときだ。できる限りのことをやりたい」とコメント。

 

カーニバル、リオのブロコ

Carnaval de Rua - Rio 2011

路上のカーニヴァル、ブロコ情報

今年もブロコで盛り上がろう!

 

 

 

 

為替情報 (2月11日)
ドル: 1,66レアル
レアル:49,99円
Ibovespa (サンパウロ証券取引所平均株価指数):64.910ポイント

 

 

O Rio em 1 minuto(1分間のリオ紹介映像 / Riotur)